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尾瀬ガイド・檜枝岐ガイド/尾瀬檜枝岐(裏)浪漫紀行

尾瀬檜枝岐浪漫紀行の公式裏ブログです。尾瀬の事や檜枝岐の事以外にも色々と書いています。時々、心配になるような事が書いてあるかも知れませんが、そこは生温かい目で見守ってあげてください。

谷川岳

谷川岳魔の山 雪崩の山。山登りを志向する者はそんな言葉を耳にした事があるだろう。太平洋側と日本海側の気候がぶち当たる中央分水嶺に位置し天候の変化が激しい事で知られている。その激しい気候変動から総死者数は800人を超え、ネガティブなギネスブック登録され、その劣悪な山容を象徴している。昭和前期、先鋭的クライマーが挙って谷川岳、一ノ倉沢を目指し未踏の、より難しいルートの開拓に挑み次々と命を落としていった。その背景には当時の社会人山岳会は我先にと初登ルートを狙い、その先にヨーロッパアルプスの大岩壁やヒマラヤの高峰に挑戦する事を目標としていた。そんな中で各山岳会は戦力の強化に新人をしごき、レベルに見合わない無理な山行を繰り返していた事も遭難事故を招いた要因と考えられている。結果「神々の山嶺」羽生丈二のモデルとなった森田勝の様に激烈を極めるトップクライマーの養成に成功したものの、現在危険と隣り合わせのアルパインライミングを志向する者は天然記念物となり、生息数は年々減少傾向にある。

当時の一般ハイカーが谷川岳山頂を目指す場合、天神尾根、もしくは西黒尾根を歩いた。西黒尾根は甲斐駒ケ岳の黒戸尾根、飛騨山脈烏帽子岳へのブナ立尾根と並び日本三大急登の一つに数えられている。10月21日代表と共に西黒尾根から山頂を目指した。

 

前日、夜から国道352を北上し劣悪なヘアピンカーブと細い車道を延々と走る。途中暗がりの車道にぽつりとフクロウが厳しい姿で立っていた。小出のすき家で牛すき鍋定食を平らげ関越自動車道に飛び乗り水上で下り、一般道を少し走ると谷川岳ロープウェイの駐車場に到着。風が少し冷たい。早々に寝床を確保し就寝。

朝4時半バタンバタンと車のドアを閉める音が駐車場に響いた。早起きのおじさま方が準備を始めているらしい。起こされた苛立ちを抑え二度寝を決め込む。

5時からノロノロと朝食を食い便所を済ませ6時に駐車場を出発した。林道を少し進むと西黒尾根の登山道に入る。f:id:ozeroman:20161206214410j:image

そこそこの急坂をゆっくりと登っていく。急登ではあるが整備された登山道にテンポ良く歩ける。途中、何組か追い越し追い越されパッと視界は開けた。ここまで1時間ちょっと。てあれ、燧ケ岳の方がキツイような、、、f:id:ozeroman:20161206220657j:image

視界が開けると地面は岩肌が剥き出しになった岩稜歩きへ続く。所々鎖の掛けられた岩壁でクライミングの聖地へ訪れたシュチュエーションに気持ちも盛り上がる。 f:id:ozeroman:20161206222115j:imagef:id:ozeroman:20161206222125j:imagef:id:ozeroman:20161206222149j:imagef:id:ozeroman:20161206223015j:image

登って立ち止まり写真を撮る。天神尾根の分岐点を過ぎ、肩の小屋をスルー。そうこうしているうちにトマノ耳に到着。f:id:ozeroman:20161206223515j:imagef:id:ozeroman:20161206223155j:image

風が強い。滞在時間、数十秒でオキノ耳へ続く稜線を歩く。木の枝先にウヒョウがエビの尻尾を形作っている。それをしゃりしゃり食べながら水分補給する。f:id:ozeroman:20161206224515j:imagef:id:ozeroman:20161206224606j:image

オキノ耳到着。風は強いが天気が良くて気持ちいい。f:id:ozeroman:20161206224911j:imagef:id:ozeroman:20161206224918j:imagef:id:ozeroman:20161206224939j:image

ここでゆっくりと、、、したい所だが風が冷たくていかん。肩の小屋まで下りると風も少しはマシに。風がある程度防げるベンチに座りガスストーブを取り出しお昼休憩にする。風で湯がなかなか湧かなかったがカップヌードルリッチを平らげ天神尾根を下山する。f:id:ozeroman:20161206225851j:imagef:id:ozeroman:20161206230037j:image

天神尾根、人めっちゃいる。山ガールに山ボーイ、ベテラン淑女や素人オヤジまで老若男女賑わいを見せ急登ではちょっとした渋滞を起こす程。そんな賑わいの中、小一時間で天神平に到着。帰りはロープウェイに乗り込み優雅な下山行で終了です。

 

 

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